こういった疑問にお答えします。
本を読んだページにはって次読むときの目印にするためのポストイット。
ちょっとしたことをメモするためのポストイット・・・ポストイットにも使い方はたくさんありますよね。
ただ、ここで疑問に思った人も多いのではないでしょうか?
「ぶっちゃけ、これって本来どうやって生まれたの?」
こんなに便利なポストイットですが、その成り立ちを知っている人は驚くほど少ない。
少しだけポストイットの成り立ち、気になってきましたか?
そこで今回は
- ポストイットの誕生秘話
- ポストイットの語源
- さまざまな付箋の種類
- ポストイットのおすすめの使い方
この4本立てでご紹介していきたいと思います。
目次
ポストイットの誕生秘話
1969年、スリーエムの研究員スペンサー・シルバーが、強力な接着剤の研究を行っていました。研究は失敗の連続でした。その中にたま偶然出来た「よく付くけれど、簡単にはがれる」という奇妙なものがありました。
同社の研究員アート・フライがその失敗作を「讃美歌集のしおりとして使えるのではないか」と思いついて、この失敗作の商品化に踏み出します。シルバーがその奇妙な接着剤を作ってから、5年後のことでした。
フライはその「糊の付いたしおり」を付箋紙やメモ用紙として製品化することを考えます。ポスト・イット誕生の瞬間です。そして1980年、ついにポスト・イットは全米で発売されることとなったのです。
引用:ポストイット開発者・スペンサー・シルバーより
失敗をしてもそれを失敗で終わらせるのではなく、何か他に活用する方法がないか考えることで世紀の発明につながることもあるんですね。
ポストイットの語源
「post」(公示する)に目的語の「it」をつけたものです。
イギリスではSticky notes(スティッキーノート)と呼ぶこともあるそうです。
日本ではポストイットのほかに付箋という形で表現しますね。
付箋とはメモ書きを一時的に文書・書籍・封筒・机などに張り付ける小さな紙のことを表しています。
さまざまな付箋の種類
ここでは、ポストイットのように重なっているのを次々にはがして使用するタイプの付箋とあわせて3つご紹介したいと思います。
ブロックタイプ
ポストイットの代表的な形となっている正方形や長方形の何十枚、何百枚も重なっていて次々にはがして使える形のものです。
私たちが日ごろから目にする付箋の多くはこの形ではないでしょうか。
ロールタイプ
セロハンテープのようにロール状になっていて、必要な分だけきって使うことができます。
裏面全体に粘着剤が付いているので簡単にははがれず、ラベリングをする際などにおすすめです。
ポップアップタイプ
付箋がティッシュペーパーのように次々に出てくるので、次の付箋を簡単にとって使うことができます。
付箋を一枚一枚とるのが面倒、少しでも使いやすい付箋が使いたいと思う方はぜひ使用してみてください!
ポストイットのおすすめの使い方
ここでは、ポストイットのおすすめの使い方を仕事と勉強、家庭に分けてご紹介します。
仕事
・To doリストとして利用する
タスクを付箋にメモし、パソコンやデスク、ノートに貼り終わるごとに付箋をはがしていくことができます。
<メリット>
タスクが完了するごとに付箋をはがすことができるので、仕事の進捗状況が分かりやすいです。
仕事の重要度ごとに付箋の色を変えるなどすると、どの仕事から取り組めばよいかが一目でわかります。
・注意点を書き込みミスを防ぐ
例えば、使ったものをもとあった位置に戻すのに、忘れがちになってしまう場合、付箋で「ここに戻す」というように示しておけば忘れることを防ぐことができます。
<メリット>
付箋をみた人全員に共有することができるので、会社で呼びかけることなく伝えたいことを伝えることができます。
・アイデアを出すのに使う
ふと思いついたアイデアや、同僚とアイデアを出し合う際に付箋にどんどん書いてためていくことができます。
<メリット>
考えを分類しやすく、また考えを把握しやすいのでアイデアを一つにまとめやすくなります。
勉強
・英単語を覚えるのに使う
1単語につき1枚使用し、英語と日本語の両方を書き部屋中に貼っておくことができます。
<メリット>
付箋なので覚えたと思ったらはがして新しい単語に張り替えることができます。また、部屋中に貼ることができるので日常的に目にすることができ、効率よく暗記することができます。
・ノートの注目部分に貼る
ノートの忘れたくない、重要ポイントに付箋を貼ることで、マーカーで印をつけるよりもより重要度が増します。
<メリット>
貼ってはがせるので、重要ではなくなったら簡単にはがすことができるのでノートを綺麗に維持しやすいと思います。
家庭
・冷蔵庫などに貼ってお知らせを共有
買っておいてほしいものや、家族の大切な行事など家族観で共有したいことを付箋に書いて貼って共有します。
<メリット>
付箋にお知らせを書いて貼って共有することで、知らせたいことが終わったらはがしまた新しいお知らせを家族に共有することができます。
・入れ物に何が入っているかの表示
入れ物に何が入っているかわからなくなることありませんか?それを防ぐために、先ほどご紹介したロールタイプの付箋を使用し、入れ物の中に入っているものを一つ一つ書き入れ物に貼っていきます。
<メリット>
裏面全体に粘着力があるので、簡単にはがれません。また、新しく増えたり、逆に減ったものは付箋を増やしたりはがしたりして対応することができます。
まとめ
ポストイットについて誕生から使い方までご紹介しました。
- ポストイットはスリーエムの製品を発明中の失敗作から生まれた。
- ポストイットの語源は公示するの「post」と目的語の「it」
- 付箋にはポストイットに代表されるブロックタイプ
- 好きな長さを使用でき裏面全体に粘着力があるロールタイプ
- ティッシュペーパーのようにでてくるので3つの中でも1番取り出しやすいポップアップタイプ
- ポストイットはタスク管理に使用できる
- 情報を共有する際に使用できる
- アイデア出しにも使用できる
- 英単語を効率よく覚えるのに使用できる
- ノートの注目部分に使用できる
- 入れ物に何が入っているかの表示ができる
ポストイットはとても万能な文房具でちょっとした事のメモ書きから重要なことを伝える際の伝達役にまでなります。
これからもポストイットを有効活用してみてくださいね♪